車の足回りが寿命だと勘違いしていたある人の勘違い

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車というのは、つねにタイヤが路面から受ける衝撃を、サスペンションやショックアブソーバーといった装置で吸収してくれます。

サスペンションというのは、いわゆるバネのことで、これがないと路面の衝撃をもろに受けてしまって最悪の乗り心地になってしまいます。

ショックアブソーバーというのは、バネの上下動を収める働きがあります。

もし、サスペンションだけでショックアブソーバーがなかったら、バネの働きでトランポリンのようにいつまでも車は上下に動き続けてしまって、とても運転などできなくなってしまいます。

こういったサスペンションやショックアブソーバーは、車の走行距離が伸びるにつれてどんどん劣化していきます。

その劣化した状態を、俗に「足回りがへたる」などと言ったりします。

10万km以上の走行距離になると、足回りがへたってしまうなどと言う人もいます。

下手にそういった知識があるために、自分のクルマは10万kmを超えたから、そろそろ足回りがへたってくるかも知れないと勝手に思い込んでいる人も多いようです。

実際に、自分の乗っている車の乗り心地が悪くなり、足回りのへたりではないかと修理工場に持ち込んできた人の面白いエピソードあります。

そのクルマを修理工場で点検した結果、サスペンションもショックアブソーバーも異常がありません。

しかし、車のオーナーは「走っているとゴツゴツといった感じがして乗り心地が急に悪くなった」と主張します。

さらに話を聞いてみると、ガソリンスタンドで給油をしたときからゴツゴツといった感じを受けるようになったということです。

その言葉にピンときた修理工場の人が、タイヤの空気圧を測ってみたら、かなり高い状態になっていることが判明しました。

要するに、ガソリンスタンドの人がタイヤに空気を入れすぎたために、乗り心地が悪くなっていただけなのです。

最近ではセルフのスタンドが多くなったこともあり、ガソリンスタンドでタイヤの空気を補充してもらうという機会はめっきり減りましたが、以前はこういったことが日常的に起きていました。

足回りがへたってくると査定にも影響してくるので、これから車を売る予定の人は必要以上に「へたり」が気になると思いますが、最近の日本車は品質が高く、そう簡単には足回りがへたって乗り心地が悪くなるということはないので、それほど心配する必要はないといえるでしょう。

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